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規程集|国立大学法人 大阪教育大学

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大阪教育大学の教育研究上の目的に関する規程
第1条 大阪教育大学学則第2条第3項及び同第34条第4項の規定に基づき,教育学部,各課程及び学科並びに大学院教育学研究科,各専攻並びに大学院連合教職実践研究科高度教職開発専攻の教育研究上の目的を定める。
第2条 教育学部は,実践的な教職能力を養う優れた教員養成教育を推進し,豊かな教職能力をもって教育現場を担える学校教員を養成するとともに,学術と芸術の多様な専門分野で総合性の高い教育を推進し,高い専門的素養と幅広い教養をもって様々な職業分野を担える人材を育成することを教育研究上の目的とする。
2 各課程及び学科の教育研究上の目的は,次のとおりとする。

課程・学科の別

目       的

第一部

 幼稚園教員養成課程

幼児を理解する力や豊かな表現力を身につけ,高度な実践力・専門性及び幼児教育の総合的な視点を持つ幼稚園教員を養成する。

そのために,幼児と出会う・幼児の発達を理解する・現実の幼児教育に関わる,の3つのステップを中心に,幼児とのふれあいの中から多くを学び,「幼児教育の現場と関わりつつ学ぶ」という創造的・体験的な側面を重視し,さらには,学校安全や危機対応についての知識や能力を養うことを目指す。

 学校教育教員養成課程

広い視野を持ち,豊かな教養を身につけ,専門的知識・技能及び優れた教育指導力を持った小学校教員及び中学校教員を養成する。

そのために,幅広い教養教育の基礎の上に立って,多様な教育課題に応じ得る教職や教科に関する科目を学ぶとともに,自らが所属する「専攻」において,専門分野の学習を深め,さらには,学校安全や危機対応についての知識や能力を養うことを目指す。

 特別支援教育教員養成課程

一人ひとりの子どもたちを包み込むような豊かな人間性と,どのような障害にも対応できる幅広い専門性を持った特別支援学校及び特別支援学級で特別支援教育に携わる教員を養成する。

そのために,小,中学校等の教員としての知識や技能の上に子どもたちの能力や個性に応じ,行き届いた教育的支援が実践できる能力を重視し,さらには,学校安全や危機対応についての知識や能力を養うことを目指す。

 養護教諭養成課程

教育学の基盤の上に,医学・看護学・養護学など,幅広い専門分野の基礎的知識と実践的技能を備え,健康を保持増進する能力を子どもたちが獲得できるように,様々な機会を捉え支援する資質を備えた養護教諭を養成する。

そのために,幅広い教養教育の基礎の上に立って,各専門分野の学習を深めるとともに,臨床(病院)実習,養護実習などをとおしての実践能力の向上,さらには,学校安全や危機対応についての知識や能力を養うことを目指す。

 教養学科

豊かな教養を基礎に,高い専門的知識や技能をもって,自立した市民として社会の多様な分野の発展に貢献できる人材を育成するとともに,全学学生に豊かな教養教育を提供する。

そのために,人文科学,社会科学,数理科学,自然科学,情報科学,健康科学,生活環境,芸術,スポーツなどの分野で総合性の高い教育研究を推進することによって,高い倫理性,創造的な探求心,柔軟な思考力および豊かなコミュニケーション能力を養うことを目指す。

第二部

 小学校教員養成課程

 

 

昼間の勤労経験や教育現場でのインターンシップ活動など豊富な経験をもとに,豊かな人間性と社会性を備え,かつ,高い専門知識と優れた実践的能力を備えた小学校教員を養成する。

そのために,5年間の講義をとおして,教育科学の理論的基礎はもとより,具体的な授業の進め方や子どもたちとのコミュニケーションの取り方など,学校教員として必要な基礎的知識,実践的な技術・技能を習得するとともに,得意な分野や教科を深め,専門的で創造的な探求能力,さらには,学校安全や危機対応についての知識や能力を養うことを目指す。   

編入生に対しては,学生一人ひとりの学歴や専門性を活かし,優れた実践的能力を備えた小学校教員の養成を目指し,現職教員についても,個性や経歴を尊重した再教育を行うとともに,学校安全や危機対応についての知識や能力を養うことを目指す。

第3条 大学院教育学研究科は,教育科学の最新知識や研究成果を探求し,教科教育や教科内容に関する高度な知識や研究手法の修得をとおして,教育現場で中核的な役割を担える教員を養成するとともに,様々な専門分野で現代社会の多様な課題に対応した高度な知識や専門的素養を養い,教員を含む様々な職業分野で指導的役割を担える専門的職業人を育成することを教育研究上の目的とする。
2 各専攻の教育研究上の目的は,次のとおりとする。

専攻の別

目       的

学校教育専攻

教育科学や人間科学的な視点に立って,子どもたちの指導や学校経営ができるようになるための研究,並びに教育科学そのものの研究を深めることによって,教育の場で指導的な役割を担える人材を養成する。

そのために,専攻に教育学,心理学,幼児教育学,道徳教育学の4つのコースを設け,それぞれの専門分野の研究を行うとともに,そこで培われた深い見識を高い実践力に結びつけることのできる創造性と,教職を含めた社会への幅広い関心を併せ持った人材を育成することを目指す。

国語教育専攻

学部で培った教養と基礎的知識の上に立ち,国語科に関わる専門分野並びに国語科教育の実践についての理論と応用についての研究能力を養成し,教育の場において指導的な立場で,ことばの教育研究を意欲的に推進できる人材を養成する。

そのために,専攻に国語学,日本文学,国語科教育学の3つのコースを設け,それぞれの専門分野に関する研究を精緻に行なうとともに,確かな国語力の基盤の上に,多様な国語教育の現場の要請に応え,有効性のある実践力を有し,広い視野と柔軟な思考力に支えられた倫理観の高い教育者を育成することを目指す。

社会科教育専攻

一地域から地球規模の範囲で生起する様々な社会問題に対し

て,専門分野並びに教育実践についての研究能力を育成し,社会科学・人文科学に関わる教育研究を指導的立場で推進し得る人材を養成する。

そのために,専攻に歴史学,地理学,法学・政治学,経済学,社会学,哲学・倫理学,社会科教育学の7つのコースを設け,それぞれの視点からの教育と研究を行うとともに,環境,共生,国際理解等の多面的な問題についても,広い視野からの知見を提供し,これによって鋭い探求力と柔軟な思考力をもち,学問の成果を社会的活動と学校教育に具現し得る創造性豊かで倫理観の高い指導者を育成することを目指す。

数学教育専攻

これまでに培った基礎能力を一層深め,専門分野並びに教育実践に関する理論と応用についての研究能力を育成することによって,算数・数学についての教育と研究を指導的立場で推進し得る人材を養成する。

そのために,専攻に数学コースと数学教育学コースの2つのコースを設け,それぞれの専門分野の研究を行うとともに,教育の現場における算数・数学教育の研究と実践に関して中心的な役割を担うことが出来る人材を育成することを目指す。

理科教育専攻

学部で培った基礎の上に立ち,専門分野並びに教育実践についての理論とその応用についての研究能力を育成し,教育の場において指導的な立場で,自然科学の教育・研究を推進し得る人材を養成する。

そのために,専攻に物理学,化学,生物学,地学,理科教育学の5つのコースを設け,それぞれの専門分野についての研究を深めるとともに,得られた成果を,広い視野と柔軟な思考力をもって学校現場で活かしながら教育実践の出来る創造性豊かな科学教育の実践者や倫理観の高い教育者を育成することを目指す。

英語教育専攻

英語科教育及び教科内容の高度な専門知識を持ち,英語の運用力を有する教員の養成,さらには,英語力と情報能力の結合を図りつつ国際的な視点で研学することによるグローバルな視野を持つ指導者を養成する。

そのために,専攻に英語学,英語科教育学の2つのコースを置き,英語及び英語学についての学問的・科学的・理論的・実証的な観察・検討・考察によって,理論と実践,考察と創造の両方の立場から,授業とは何か,英語学習の動機付けはどのように作用するのか,教材はどうあるべきかなどを熟考でき,高い情報処理能力をもって児童英語教育等の時代のニーズへ意欲的に対応出来る人材を育成することを目指す。

家政教育専攻

家庭科教育に関する高度な実践的教育を行い,専門的な知識と技術を修得させ,学校教育の現場において主導的な教育活動を担うことのできる家庭科教員を養成する。

そのために,専攻に生活文化・生活科学コースと家庭科教育学コースの2つのコースを設け,今日の多様な教育的課題や生活問題を総合的視点から捉え,それを学校教育の課題として整理し,幅広い授業展開のあり方を考察することによって,家庭科教育・家政教育に実践的に取り組める教育者並びに教育的立場から生活課題の解決策を提起できる専門家を育成することを目指す。

音楽教育専攻

学部における音楽や音楽教育,学部卒業後の音楽教育の実践経験の基礎の上に,さらに研究を深め,実践的能力を高めることによって,あらたな視点から音楽教育を探究できる能力を備えた人材を養成する。

そのために,専攻に声楽,器楽,作曲,音楽学,音楽科教育学の5つのコースを設け,音楽教育に深く関わるための豊かな教養と人格を養い,音楽教育に関する高度な知識,演奏力,授業実践力をバランスよく身に付け,学校教育をはじめとする音楽教育の場で,音楽教育の今日的課題に立ち向かうことのできる指導的人材を育成することを目指す。

美術教育専攻

学部や教育実践の場で培った知識・技能の基礎の上に,児童・生徒の人間形成に不可欠な感性・想像力・創造力を,美術・書道をとおして指導できる高度な知識・技術・思考力・実践力を備えた人材を養成する。

そのために,専攻に美術コースと書道コースの2つのコースを設け,表現活動が人間の本質的問題にどのように関わるかを,それぞれの分野から実践的・経験的に探求できる教育者を育成することを目指す。

保健体育専攻

保健体育科の目標・内容,学習指導の方法等に関する基礎的な知識をもとに,実践的な課題について考究し,教科内容に関する研究手法の修得をとおして教育現場で指導的役割を担える教員を養成する。

そのために,専攻に体育学,運動学,体育生理学,学校保健

学,保健体育科教育学の5つのコースを設け,今日の学校教育を取り巻く環境の変化を踏まえ,教科指導力の向上にかかわる専門的な知識や指導法の修得にとどまらず,人間にとっての運動・スポーツ,健康及び体力の意味という視座からも運動・スポーツや健康・体力の重要性を認識し,保健体育授業の改善及び課外活動の充実,学校・地域の連携強化に積極的に取り組むことができる人材を育成することを目指す。

特別支援教育専攻

生涯発達の視点から,特別支援学校,幼・小・中・高等学校並びに各種施設における特別なニーズのある子どもたちの能力や個性に応じた専門的な教育的支援を追求することによって,特別支援教育における指導的教育者,研究者並びに特別支援教育コーディネーターを養成する。

そのために,専攻に特別支援教育学,特別支援心理学,特別支援臨床学の3つのコースを設け,各々の専門分野についての研究を深めるとともに,実践現場における教育・心理・臨床面の専門的知識・能力や,学校安全や危機対応についての知識・能力を養いながら,特別支援教育を先導し得る教育者,研究者並びに特別支援教育コーディネーターを育成することを目指す。

技術教育専攻

ものづくりに関する知識や技術・技能を活用して,生徒の創造性や技術的な課題を解決する能力を育成することのできる中学校技術科及び高等学校工業科の教員を養成する。

そのために,専攻にものづくり技術コースと技術科教育学コースの2つのコースを設け,ものづくり技術を構成する電気・情報・機械・木材加工・金属加工・栽培の各分野あるいは技術科教育法について学び,それらに関する技術的な問題や教育学的な問題を研究し,得られた成果を学校教育の中で活かしていくことのできる創造性豊かで実践力のある教員を育成することを目指す。

養護教育専攻

現在の学校現場が直面する児童生徒の様々な健康課題に適切に対応できる実践的な課題解決能力を有し,教育者としての養護教諭の特性を十分発揮できる人材を養成する。

そのために,専攻に養護学コースを設け,養護学の確立に必要な諸科学の成果を追求するとともに,幅広い観点からの健康事象を捉え,学校教育の中での養護学の位置づけを考えることが出来る教育者を育成することを目指す。

実践学校教育専攻

【専ら夜間において教育を行う専攻】

先進的な教育科学や教科教育・教科内容に関する高度な実践的研究・研究的実践を通して,教育現場等において指導的役割を担える人材を養成する。
そのために,「実践を研究へ,研究を実践へ」という理念の下,実践と研究の融合的深化を通じて,成果を相互に交流しながら,共同の力で研究論文をまとめることによって,高度な実践力と研究力を共に備えた教員を養成することを目指す。

 

健康科学専攻

【専ら夜間において教育を行う専攻】

心身の健康の維持・増進,生涯にわたる学習,高齢者の生活,スポーツ実践など,様々な領域の新しい課題に取り組んでいくため,健康問題についての高度な専門的知識と能力を持つ専門的職業人を養成する。

そのために,専攻に人間科学,健康生活,スポーツの3つのコースを設け,主として現職の社会人を対象に,個人と家族,地域と社会における健康で文化的な人間生活の理論的・実践的課題について総合的に教育研究を推進し,高度な専門的知識と能力をもつ指導的人材を育成することを目指す。

総合基礎科学専攻

基礎科学の主要分野である数理科学,情報科学,自然科学を有機的に組織し,分野を超えた交流と連携のもとに,総合的な基礎科学の知識と素養を備えた専門的職業人を養成する。

そのために,専攻に数理情報コース及び自然研究コースの2つのコースを設け,数理・情報・自然科学の分野で高度で総合的な基礎科学の知識と素養をもって産業界のみならず国・地方の研究機関で活躍できる人材並びに教育の場において科学教育,数学教育,情報教育を担える指導的人材を育成することを目指す。

国際文化専攻

世界の諸地域の文化,とりわけ日本,中国,イギリス,フランス,ドイツ,東欧,アメリカを主たる対象とした言語・文学・歴史・地理・社会・政治・経済・思想についての個別研究,並びにこれら諸地域の文化交流や国際関係などの研究を専門的なレベルで進め,それらの研究を通じて,国際化が進展する現代社会の多様な課題を担える人材を養成する。

そのため,言語文化と文化研究の2つのコースを設け,専門的な研究を通じて会得される正確で体系的な知識に基づき,多様な文化を理解できる国際性豊かな人材,並びに斬新な発想と旺盛な行動力で国際的に活躍できる人材を育成することを目指す。

芸術文化専攻

音楽と美術という芸術の二大ジャンルにおいて,実践と理論との両面から新しい時代における芸術文化のあり方を探究するため,古典芸術からポストモダン・アートにいたる広範な領域を視野に,多様な今日的課題について教育研究を行い,高度な専門的知識・能力をもつ専門職業人を養成する。

そのために,専攻に音楽研究コースと美術研究コースの2つのコースを設け,それぞれの専門分野において,芸術一般への深い理解と高度な専門的素養とを兼ね備えた演奏家,造形作家,研究者や教育者,さらには芸術プロモーターやアート・マネージャーなど,社会的ニーズに応えて芸術文化の第一線を担い得る指導的人材を広く育成することを目指す。

第4条 大学院連合教職実践研究科は,教育委員会や学校現場との密接な連携の下での教員養成や現職教員教育を通じて,教員志望学生や現職教員学生に学校現場での課題に即応できる実践的知識・技能を拡充させるための視点と方法を獲得させ,もって学校における高度の専門的な能力及び優れた資質を有する専門職としての教員を養成することを教育研究上の目的とする。
 
附 則 
 この規程は,平成20年4月1日から施行する。
附 則
 この規程は,平成22年4月1日から施行する。
   附 則 
 この規程は,平成27年4月1日から施行する。