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大阪教育大学紀要の査読に関する申合せ
附属図書館長裁定
平成24年11月1日
(査読対象)
1 査読対象となる原稿は,大阪教育大学紀要編集・出版基準第3項に規定する「学術論文」とする。
(査読者)
2 査読者の選定は,次の各号に掲げる基準に照らし,附属図書館運営委員会に設けられた紀要編集ワーキンググループ(以下「紀要編集WG」という。)が行う。
(1) 査読者は1論文につき原則2人とする。ただし,必要な場合は3人目を選定する。
(2) 学生,大学院生等が執筆者である場合,指導教員は当該論文の査読者になることができない。
(3) 投稿論文に近接する研究領域を専攻する者から精選するものとし,学内に適任者がいない場合は,他大学等から査読者を選定し,委嘱を行う。
(審査方法)
3 審査については,次の各号に掲げるとおり行う。
(1) 査読者の名は,執筆者に秘するものとする。
(2) 査読者は,次項に掲げる基準に照らし,判定結果を所定の期日までに紀要編集WGに提出するものとする。
   なお,判定結果については,次のとおりとする。

A掲載

次項に掲げる基準を十分に満たしている場合

B修正の上で再査読に付す

次項に掲げる基準を満たすために,修正,加筆等が必要な場合

なお,この処置は原則として2回とする。

C不採録

次項に掲げる基準を満たさない場合

(審査基準)
4 査読者は,原稿の審査に当たっては次の基準に従い客観的に評価する。基準の具体的適用は次の各号に掲げるとおりとする。
(1) 論理性:論旨の展開が明快で,記述も簡潔明瞭であり,次の全ての観点を満たすこと。
ア 概念,用語の使用が適切であること。
イ 論拠に妥当性があること。
(2) 新規性:内容に新たな知見が盛り込まれていること。例えば,以下のような観点を満たすこと。
ア 主題,内容,手法に独創性があること。
イ 社会に重要な問題を提起していること。
ウ 主題に関して,新しい知見と見解を提示していること。
(3) 信頼性:内容に重大な誤りがなく,信用のおけるものであること。
ア 資料を用いる場合には,その資料に信頼性があること。
イ 実験及び調査をする場合には,その方法に妥当性があること。
ウ 従来からの研究成果との比較や評価がなされ,適正な結論が導かれていること。
(採否の決定)
5 紀要編集WGは,審査結果の報告に基づき,次の各号に掲げるとおり論文の採否を決定する。
(1) AAの場合 掲載
(2) AB又はBBの場合 再査読
(3) CCの場合 不採録
(4) AC又はBCの場合 3人目の査読者を選定し,3人の判定に基づき次のとおり採否を決定する。
     AAC 掲載
     ABC・BBC 再査読 
     ACC・BCC 不採録 
(採否の通知)
6 紀要編集WGは,論文の採否について執筆者及び査読者に通知する。また,必要に応じて執筆者に修正等の要請を行う。
(再査読) 
7 再査読(第2次査読)となった場合の手続きは,次の各号に掲げるとおりとする。
(1) 執筆者に原稿の修正を依頼する。
(2) 執筆者は原稿を修正するとともに,照会事項に対する回答書を所定の期日までに提出しなければならない。なお,理由なく所定の期日までに提出されない場合は投稿を取り下げたものとみなし,その後提出された原稿は新規投稿扱いとする。
(3) 所定の期日までに提出された原稿については,前回の査読においてB判定を下した査読者へ再度査読依頼を行う。
(4) 査読者は,再審査結果を所定の期日までに提出するものとする。
(5) 紀要編集WGは,再審査結果に基づき採否の決定を行い,その結果を執筆者及び査読者に通知する。また,必要に応じて執筆者に修正等の要請を行う。
    採否の決定は次のとおりとする。 
     AA又はAACの場合 掲載
     CC,ACC,BCC又はCCCの場合 不採録
     AB,BB,ABC又はBBCの場合 再査読(第3次査読)
     AC又はBCの場合 第5項第4号に準じて3人目の査読者を選定して判定を行う。 
8 第3次査読となった場合は,前項の手続きを準用する。なお,再査読は第3次査読をもって限度とする。
(事務)
9 査読の事務は,学術部学術情報課において行う。
(その他)
10 査読以外の紀要の編集・出版に係る事項については,大阪教育大学紀要編集・出版基準に基づき行う。
 
附 則
 この申合せは,平成24年11月1日から施行する。
附 則 
 この申合せは,平成29年4月1日から施行する。 
附 則 
 この申合せは,平成30年10月1日から施行する。 
附 則 
 この申合せは,令和3年4月1日から施行する。
引用規程